« JP2008情報・印刷産業展 | メイン | SOPTECとうほく2008   »

小森・MTJN(メディアテクノロジージャパン)コラボレーション

世界最大の印刷機材展drupa2008終了後、そのテーマを継承し、九州印刷機材展、プリンティング・フェア北陸展、JP2008情報・印刷産業展の3つの展示会にて、究極のショートメイクレディを実現するKHS-AIを搭載したLS-426のデモンストレーションを行ってまいりました。
nairan0807Entrance.JPG
今回はそれらを発展させ、印刷機・CTPのそれぞれの国内トップメーカーである小森とMTJNが、プリプレスとプレスの融合による「損紙削減のための印刷工程の取り組み」を、東京都墨田区にある小森スクールにて提案させていただきました。

当日は午前1回、午後2回の合計3回の内覧会を実施して、62社、96名の方にKHS-AIを搭載したLS-426と最新のCTPであるプレートライト4300Sがもたらす高品質・高精度とコストパフォーマンスを肌で感じていただきました。

まず初めに、小森スクール2階のレクチャールームで、小森マシナリー社長の猪股とMTJNの五十棲東京副支店長(3回目はMTJNの小川本部長)により、今回の内覧会のテーマである“損紙削減のための印刷工程の取組み”について、絞込みの経緯や目的などについてご挨拶方々ご紹介申し上げました。

nairan0807Inomata.JPG nairan0807Isozumi.JPG
その後で、小森スクール課長の波多野とMTJNの今西課長より“損紙削減の「仕組み」構築方法”-損紙削減のための「運用方法」と「システム」-についてのプレゼンテーションを行いました。 現在の印刷業界の大きな課題である損紙の削減、極小ロット対応のニーズに応え、コストダウン、短納期、印刷品質の向上、色管理など、さまざまな角度から「仕組み」を構築する方法について説明させていただきました。

nairan0807Hatano.JPGnairan0807Imanishi.JPG
内容は大きく分けて三つとなります。
① 損紙を削減するワークフロー(波多野)
・ 刷り出し時に多くの損紙が発生→刷り出し時の色調整を最小限に!
・ プリプレスとプレスで共通の色基準を設定(カラーマネージメント)
・ ベタ濃度(インキの厚み)+ドットゲイン(網点サイズ)の管理は特に重要!
・ DTP、CTP、PRESSのワークフローに共通の色基準を導入

※ 標準印刷で流れない仕事の損紙を減らすためには、
・ 標準印刷をベースに、本質的な問題点を発見
・ 協力会社、プリプレス、プレス間の密なコミュニケーション構築
・ 迅速なドットゲイン、ベタ濃度の調整ができる仕組みを活用
→最新のプレート(版出力)コントロール、最新のインキコントロール

② 最新のプレートコントロール(今西)
・ 印刷の色をプリプレスへ
・ 印刷基準での色管理概念をつくる
・ 従来のドットゲイン制御から最新のドットゲイン制御方法へ
・ 新方式は“ドットファインチューナー”(TrueflowSEの標準機能)
・ 色管理のループ制御

③ 最新のインキコントロール(波多野)
・ 小森のインキコントロールの進化
・ KHS-AIプレインキング(刷り出し時に速やかに基準ベタ濃度を達成)
・ KHS-AIリムービング(ジョブ切替時、前回ジョブの残留インキの影響をクリア)
・ KHS-AI自己学習機能
・ KHS-AIスマートフィードバック/濃度アップ-濃度ダウン

セミナー終了後、1階のプレスルームへ移動していただき、小森の営業技術部課長の中村による実演解説と小森スクール講師の白石による機械のオペレーションで、デモンストレーションを行いました。
nairan0807Nakamura.JPGnairan0807Shiraishi.JPG

デモンストレーションは大きく二つの内容に分けて行いました。
1つ目は、究極のショートメイクレディの実演(100枚印刷、6分以内/台)
2つ目は、スマートフィードバックによる濃度変更の実演

【100枚印刷、6分以内/台の実演】
異なる2種類の絵柄の印刷を行いました。
ジョブ1はあらかじめLITHRONE S26にセットされたサーマルCTP版で100枚を印刷。100枚目の印刷物がデリバリーに出てきた時点でタイマーをスタートさせ、次のジョブ2の印刷が100枚終了するまでのリアルタイムチャレンジを行いました。
ジョブの切替は、新機能のスマートシーケンスにより、ジョブの終了から次のジョブの試刷りまでのプロセスを、スタートボタンを押すだけで自動的に完了することができます。

<ジョブ1の印刷終了後の切替えプロセス>
100枚印刷終了後、タイマースタート
① リムービング(インキ皮膜を基準レベルに戻す)
② ブランケット自動洗浄
③ Full-APCによる全自動刷版交換
④ プレインキング(絵柄面積に応じたインキ皮膜を形成する)
⑤ 見当・色調整
⑥ 本刷りスタート
100枚印刷終了後、タイマーストップ

ある回のタイムチャレンジの結果は、5分35秒でした。
nairan0807Timer.JPG
最高16,000回転によるスムーズな印刷と素早いメイクレディ、そして高い印刷品質について体感していただきました。このプロセスの間に、各種自動化装置の説明や新たに搭載されたKHS-AIの機能説明を行いました。KHS-AIは、仕事の切替時間や損紙削減に定評のあるKHS:コモリハイパーシステムに、色合わせの自己学習機能を新たに搭載したシステムです。
自己学習機能については、すでに菊全判LS-440で導入されているお客様の導入効果について、ビデオで紹介させていただきました。
nairan0807Video.JPG
【スマートフィードバックによる濃度変更の実演】
ジョブ2で印刷した外国人女性ポスターの黄色の濃度1.35を1.50に素早く上げる印刷実演を行いました。
通常、一度印刷してから濃度を上げた場合、濃度が安定するまでに150~200枚程度の紙が必要になりますが、スマートフィードバックを使うと20~30枚程度にまで削減することができます。印刷をする前にインキローラーに必要なインキ膜厚を形成し、少ない刷り出し枚数で、濃度の変更が可能になることを実際にご覧いただきました。
具体的には、刷り出し時に基準濃度に入ったものの、立会いのデザイナーから濃度変更指示が出た場合にも、損紙を大幅に削減できます。
nairan0807Nakamura4.JPG
実演終了後に機械を止め、お客様が興味お持ちになっている部分を自由にご見学いただきました。より詳しい説明を求められる熱心なお客様に対し、カバーなどを開けてご説明させていただく場面も目立ちました。
nairan0807AfterDemo1.JPG
最後に、小型機製造子会社である小森マシナリー、販売促進部課長の北林よりご来場御礼のご挨拶を申し上げまして、内覧会は終了となりました。
nairan0807Kitabayashi.JPG

ご来場いただきました皆様、どうもありがとうございました。今後とも小森を宜しくお願いいたします。

About

July 15, 2008 7:36 AMに投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「JP2008情報・印刷産業展」です。

次の投稿は「SOPTECとうほく2008  」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。