2010年2月5日(金)午後2時より、町田印刷㈱様(本社:東京都中央区八丁堀一丁目10番7号)の熊谷工場(埼玉県熊谷市船木台四丁目5番地)において、『最新型B縦半裁両面オフセット輪転機 個別内覧会』が開催されました。今回の内覧会では、現在印刷業界が直面している「小ロット化・短納期化・低価格化」および「デジタル化・環境対応」といった課題でお悩みのお客様を対象に、最新機能のAI-Link(統合制御機能)を搭載した「KOMORIシステム35S(LR-435/546SⅡ)」のデモにより、次世代戦略機としての優れた機能・効果についてご覧いただきました。
町田印刷㈱様は、1947年(昭和22年)創業。「品質と納期を守ること」を経営の基本に、自社一貫生産システムを確立され、高品質印刷と確かなサービスを展開されておられます。また、代表取締役社長の町田岩男様は、日本オフセット輪転印刷協議会の会長を務めるなど、印刷業界を担うリーダーとしても活躍されています。
当日は好天にも恵まれ、東京都内や近隣県より約40名のお客様にご参加いただき、盛況の会となりました。
ご来場いただいたお客様には、受付の後2階会議室に上がっていただき、セミナーにご参加いただきました。司会進行役は、弊社営業1部オフ輪営業課長の菊池がつとめました。
最初に弊社執行役員国内営業本部長の小森より開会の挨拶をさせていただきました。以下に概要を記載させていただきます。
『本日の内覧会では、2009年1月に町田印刷㈱様にご導入いただきました、当社最新鋭のAI-Link(統合制御機能)を搭載したB縦半裁両面4色オフセット輪転機 KOMORIシステム35S(LR-435/546SⅡ)をご覧いただきます。昨今の印刷業界は、情報メディアの構造変化に起因する紙メディアのシェア低下に伴い、非常に厳しい競争激化にさらされ「小ロット・短納期・低価格」がますます進み、利益を生み出すことが難しくなっております。また、「デジタル化・環境対応」という課題にも直面しております。本日は、こうしたお客様の悩みにお応えするために、最新機能「AI-Link」を搭載したB縦半裁オフセット輪転機をご覧いただきたいと考えております。小ロット対応機能をさらに強化し、デジタル化・先進性そして環境にも配慮した最新鋭機を皆様の次期主力機の候補としてご検討いただければと存じます。オフセット輪転機は今まで弊社関宿工場にて製造しておりましたが、2009年9月に中型枚葉機とオフセット輪転機等の生産機能を統合した新生つくばプラントが完成し800人体制となりました。10月1日より製造を開始しております。また同プラント内に、印刷および印刷機械技術の構築と技能教育・研修に係わる小森グラフィックテクノロジーセンター(KGC)を、2009年10月10日に開設いたしました。同施設内には、オフ輪機を含め11台を設備しております。機会がございましたら是非ともこちらの施設もご活用いただければと存じます。』
続いて、町田印刷㈱ 常務取締役 田島準様よりご挨拶をいただきました。 お話の中では、印刷業界は大変な時期で、町田印刷㈱様もその真っ只中であり、町田社長様をはじめ、従業員の皆様が総力を挙げて、生き残りを賭けて一生懸命仕事に取り組んでいらっしゃるとのこと。また、会社の歴史的観点から、故・名誉会長様の数ある貴重なエピソードの中より、弊社にまつわる2つのエピソードについてお話しいただきました。
引続き、機械導入効果について、町田印刷㈱ 工場長 酒井俊一様よりご説明いただきました。
最初に、熊谷工場に関する歴史ならびに設備について、ご説明いただきました。
・熊谷工場は平成8年(14年前)に完成。当初はA横判両面4色刷オフセット輪転機1台でスタート。平成17年10月の増築により、現在敷地面積7,300坪、床面積3,066坪を保有。
・現在、全てのオフセット輪転機を熊谷工場に集約し、A横全判×3台、B縦半裁判×2台、A縦全判×1台の計6台体制での効率運用を目指している。
酒井工場長様よりご説明いただきました主要設備については、町田印刷㈱様の下記ホームページにてご覧いただけます。
■URL: http://www.machida.co.jp/
続いて、2009年1月にご導入いただきましたKOMORIシステム35S(LR-435/546SⅡ)について、導入後のご評価と効果についてお話しいただきました。 『お客様の要求が増している中で、更なる「品質維持と向上」「生産性の効率化」「コスト削減の体制」の徹底を図るため、熊谷工場にすべての輪転機を集約化する計画を推進する中で、同機を導入することに決定しました。機械の性能については大変満足しており、特に同機に搭載したAI-Linkの能力は大変素晴らしいものです。オペレーターの感想としては、「1つの画面で完全に操作可能で大変便利」、「アップデートした蓄積データによる立ち上がりの安定性」、「オペレーターの負担が軽減した」等が挙げられます。その他に「紙厚の調整」、「紙詰まりや紙切れの減少」、「印刷品質の安定」等のメリットが挙げられます。損紙については、10年前に導入した同サイズのKOMORIシステム35と比較すると、50%削減できています。同機導入に当り、私自身が一番懸念していたのは、シングルチョッパー800回転で果たして安定した稼働が出来るのか、というところでした。しかし、既に導入されている会社を見学させていただき、シングルチョッパーでも安定した稼働が行えることを確認できました。その際、非接触型紙粉除去装置をご紹介いただいた事により、当初心配していた“単胴機ではブラン洗浄回数が多くなるのでは?”という問題についても解消できました。』
酒井工場長様のご説明後、弊社設計部係長の渡辺より、町田印刷㈱様の特徴、日本におけるオフ輪の新台設置状況と新台シェア、AI-Linkのコンセプト及びその効果について、会場に設置したスクリーンに映像を映しながら、詳しくご説明させていただきました。
【町田印刷㈱様の特徴】
・特殊印刷①⇒『高精細印刷』
※オフ輪機480線実績有(A縦機除く)
・特殊印刷②⇒『広色域印刷』-枚葉機印刷でも実施中
※専用プロファイルと「Kaleido」⇒4色機で6、7色を表現
・特殊印刷③⇒『キャラクターグッズ』
※水木しげるプロとの販売権取得⇒PILOTとタイアップ
※店舗展開:フジテレビ、水木ロード、東京駅構内等
短い休憩を挟んで工場見学へ移りました。2班に分かれていただき、1グループ目は熊谷工場部長の栁康雄様、2グループ目は工場長の酒井俊一様のガイドにより、工場内の施設見学が行われました。
続いて、機械実演に移りました。実演時のナレーションは、弊社営業1部オフ輪営業の柳澤がつとめました。
実演では3つのJOBを行いました。実演に使用した印刷サンプルは、町田印刷㈱様がお仕事として印刷された中から、高い品質を要求されたものを使用しました。各JOBがスタートした後、印刷された刷本をスタッカーバンドラーで400部ずつ結束し、500枚目以降の印刷の仕上り・精度をご確認いただきました。3番目のJOBでは、PQA-Wの色調維持機能を実際にご覧いただくために、色出しが安定領域に入った時点で、インキキー操作でインキ出し量を故意に変更し、それが自動修正される様子をお見せしました。
【実演の内容】
・JOB A
※刷版はあらかじめ装着
※B5×16P 、3000部
※損紙量に注目!
・JOB B
※上下8版替
※B5×16P 、3000部
※立上がりに注目!
・JOB C
※上下8版替
※B5×16P 、8000部
※PQA-Wに注目!
実演終了後は、お客様に実機を見学いただきました。
最後に、弊社営業1部部長の菅によるお礼と閉会の挨拶にて、内覧会が無事終了いたしました。
このたびの内覧会開催に当りましては、町田印刷㈱様には深いご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございました。
ご来場いただきました皆様には、実際にAI-Linkを搭載した弊社システム35Sの印刷実演をご覧いただいたことにより、その優れた機能・効果についてご理解、ご実感いただけたことと存じます。今回の内覧会が、少しでも皆様の次期設備計画のご参考になればと思っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。