主催:PRIMEDEX協議会
<構成団体>東京都印刷工業組合/(社)東京グラフィックサービス工業会/ 東京グラフィックコミュニケーションズ工業組合/東京都製本工業組合/印刷機材団体協議会
会期:2010年7月22日(木)~24日(土)
会場:パシフィコ横浜 展示ホールC・D(横浜市西区みなとみらい1-1-1)
規模:出展63社(団体)/367小間
今年度国内最大の印刷関連展示会である『PRIMEDEX 2010』が、2010年7月22日(木)~24日(土)までの3日間、横浜市西区みなとみらいのパシフィコ横浜 展示ホールC・Dにおいて開催されました。今回より会場を横浜に移し、装いも新たに開催されたPRIMEDEXは、出展社数63社(団体)、367小間の規模で行われました。会期中連日30度を超える猛暑の中、3日間の来場者数は、主催者側発表によると、33,513名(7/22:8,792名、7/23:12,471名、7/24:12,250名)で、盛況となりました。
『プリントメディアの明日を提案 ~Think! Print Next~』をテーマに掲げ、印刷と印刷関連業界の向上・発展に寄与することを目指した今回の展示会では、各出展社(団体)がそれぞれ独自のプリントメディアの果たす役割、価値および素晴らしさ、新しい印刷の可能性を情報発信しました。 初日7月22日午前9時30分より同会場内2階アネックスにおいて開会式が行われました。PRIMEDEX協議会の吉川新副会長の開会挨拶に引き続き、水上光啓会長が主催者側挨拶として次のように述べられました。
『今回のPRIMEDEXは心機一転、会場をこのパシフィコ横浜に移しました。展示会のテーマとして「プリントメディアの明日を提案 ~THINK! PRINT NEXT~」を掲げさせていただきました。これは、印刷産業全体で新しい印刷ビジネスモデルを一緒に考えていこうと言う、タイムリーなテーマだと思います。現在、社会は言うまでもなく大きな変化の中で、IT化・情報化といった言葉は既に当たり前になってきています。今年はiPadが発売され、電子書籍元年といわれております。iPadを黒船に例える方もいらっしゃいますが、私は決して敵ではないと思います。著名な作家が電子書籍を出版することにより、同時に紙の本も売れるという相乗効果を見逃してはいけません。プリントメディアと新しいメディアが融合することで、プリントメディアの付加価値・媒体としての価値を高められる可能性があることを明示しているような気がしてなりません。この展示会にはプリントメディアの価値を高めるヒントがたくさん詰まっています。是非みなさんにご活用いただきたいと思います。』
会期中は、開幕初日の大口出展社4社による基調講演をはじめ、主催者および出展社企画によるセミナーやライブパーティーなどが開催され、盛りだくさんな内容となりました。
小森コーポレーションは印刷機械の展示は行わず、『KOMORI SOLUTIONS』をメインテーマに、お客様のビジネスの成功の鍵となるSOLUTIONを「KOMORI QUALITY」、「KOMORI ASSISTANCE」、 「KOMORI ECOLOGY」の3つの視点に沿って、ハイブリッドUV(H-UV)システムならびにKOMORIサービスがご提案するレトロフィットをはじめとした展示商品やサービスサポートのデモンストレーションを行いました。
会期中のデモンストレーションは7/22と7/23に各5回、最終日の7/24に4回、3日間で合計14回行いました。
最初に、「KOMORI QUALITY」、「KOMORI ECOLOGY」に焦点を当て、昨年のJGAS2009で発表いたしました最新の乾燥システム「H-UVシステム」についてご紹介いたしました。 今回はガラリと趣向を変えて、弊社ブース内の一画を“H-UVライブスタジオ”に見立て、番組を“K-Live Station Yokohama Special”と題し、既にH-UVシステムを搭載した枚葉オフセット印刷機をご導入いただいている㈱アトミ様(東京都小平市)、㈱ユーメディア様(宮城県仙台市)、㈱研文社様(大阪府大阪市)の3社様、そして小森グラフィックテクノロジーセンター(以下、KGC)の4ヶ所とライブスタジオをつなぎ、実況中継風に演出いたしました。番組は、ホストを務める女性キャスターの高松さん、印刷評論家役の大塚さんにより進行いたしました。
KGCとの中継では、副センター長の神とつなぎ、同システムを搭載した菊半裁4色オフセット枚葉印刷機 リスロンS26(LS-426)による実演をご覧いただきました。実機を使ってH-UVシステムのメカニズム等について簡単な技術説明を行った後、実演に入りました。実演は全部で2つのJOBを行いました。使用したオゾンレスランプは1灯(120W)、両ジョブともに本刷りでは、最高回転速度の16,000sphで印刷いたしました。JOB1では、ヴァンヌーボを使用した両面印刷で、ドン天による速乾性をご覧いただきました。JOB2では、コート紙を使用し、H-UV印刷がどれだけ従来の油性印刷の光沢感・色味に近づくことができるのか印刷品質についてご覧いただきました。
3社様との中継では、1社目は、2009年10月にリスロンS32(LS-432)をご導入いただいた㈱アトミ様で、製造部プレス課の村瀬課長より、導入後9ヶ月を経過した仕事の内容についてご説明いただきました。また、導入効果として、今まで2日かかっていた仕事が1日で終えることが可能になったことにより、時間が有効に使えるようになったとのご評価をいただきました。2社目は、2010年6月にリスロンS40(LS-440)をご導入いただいた㈱ユーメディア様で、佐々木取締役より導入後の仕事の状況についてご説明いただきました。H-UV印刷とオンデマンドとの融合により、従来の仕事の効率と比較して、時間短縮と生産性向上につながったとのことで、これからますますこの機械に期待しているとのご評価をいただきました。3社目は、2009年10月にリスロンS29P(LS-829P)をご導入いただいた㈱研文社様で、生産管理部の河田係長よりお話いただきました。電機メーカーや車メーカー等非常に色にシビアな仕事が多く、当初は油性印刷からUV印刷に切替えるに当り光沢感を心配していましたが、光沢感は充分出ており、クライアントさんからも高い評価をいただき、従来の油性印刷との品質差は全くと言っていいほど無いとのご評価をいただきました。
各拠点との中継終了後は、スタジオにおいて弊社営業技術部課長の中村より、油性印刷との採算性の比較および環境面についてフリップを使ってご説明させていただきました。
番組の最後のコーナーでは、「KOMORI ASSISTANCE」について、KOMORIサービスからのソリューションとして弊社ブース内に出展いたしました、機械系、電気系、予防保全、部品販売等のレトロフィット商品やサービスサポートについて中継を通してご説明いたしました。進行役は弊社サービスの浅井、商品説明は田川、塚本が行いました。
最初に機械系の商品3点について田川より説明させていただきました。
1つ目は過乳化予防ファン。既存ローラーにでファンを取り付け、インカー内部にエアーの流れを作ることにより、湿度低減効果をもたらし過乳化予防を可能にします。
2つ目はPQC用自然光LED。従来の刷見台は蛍光灯を使用していたため、若干青色がかっていましたが、LEDランプを使用することにより、自然光に近い理想的な環境で印刷物の最終確認が可能になります。
3つ目はブランケット洗浄含浸布タイプ。KOMORIブランドとして販売開始したことにより、以前と比較して、よりタイムリーに、リーズナブルな価格にて提供可能となりました。
続いて、電気系の商品3点について塚本より説明させていただきました。
1つ目はオペレーターナビゲーションシステム(OpeNavi)。オペレーターさんの目で見た印刷機のそのままの状況を、小型カメラを使い、モバイルでKOMORIサービスに伝えるオペレーター支援システムで、修繕、メンテナンス、新人研修のサポートが可能です。
2つ目は小森メディアコンバーター。2009年に世界的なフロッピーディスクの製造終了の発表を受け開発しました。フロッピーディスクや磁気カードで保存されていた旧データをそのまま利用可能とするメディア変換装置です。
3つ目はリモートサービス。インターネットを活用した遠隔診断システムで、お客様の機械の状況をKOMORIサービスに自動配信することで、印刷機の予防保全を強力にサポートします。
最後に浅井より予防保全ならびに部品販売コーナーにて行っている吸いゴムの現地即売会のご案内をいたしました。また、現在KOMORIサービスにおいて、お客様に既にご導入いただいている印刷機に、「H-UVシステム」を後付けできる準備を進めていることについてアナウンスさせていただき、番組は終了いたしました。
デモンストレーションは会期中を通して、午前の回にご参加いただいたお客様は若干少なかったものの、午後の回は連日多数のお客様にお立ち寄りいただき、通路を埋め尽くすほどでした。また、ご参加いただいたお客様からは『本当に実況中継しているのかと思うほどのライブ感だった。』とのご好評をいただきました。
番組の中ではご紹介できなかった、H-UV印刷サンプル、災害被害の予防商品やレトロフィット商品の実物展示の数々を、デモンストレーション終了後に詳しくご説明させていただきました。
会期中は連日、展示ホール2階 ハーバーラウンジAにおいて、午後1時30分より午後3時まで、「KOMORIセッション」と題して3つのセミナーを開催いたしました。司会進行役は3日間ともに弊社販売推進部部長の吉川が務めました。
1日目の22日は、『続々と導入されるH-UV(ハイブリッドUVシステム)~H-UVのどこが魅力なのか~』というテーマで、営業技術部課長の中村が講師を務めました。JGAS2009で発表以来、8ヶ月しか経過していませんが、30台を超える勢いで導入がすすんでいるH-UVシステムについて、その特徴・メカニズム・採算性等についてお話いたしました。またセミナーの中では、実際にご導入されたお客様のインタビュー映像や印刷サンプルをご紹介いたしました。
2日目の23日は、『実録 職場診断から見える印刷のツボ』というテーマで、KGCカレッジ・テクニカル専任講師の大塚が講師を務めました。過去7年間、約120件の職場診断をもとに、能率・品質を向上させ、維持するためのノウハウを印刷品質に大きく関与する、給水・インキ供給をはじめ、印圧・版(CTP)などの改善事例から日常管理すべきポイントについてお話しいたしました。
3日目の24日は、『予防保全を成功に導く主役は印刷オペレーターだ!』というテーマで、サービス本部西日本サービス部付専任課長の川名が講師を務めました。今回は現場オペレーターを対象に予防保全に取り組むための姿勢、大きく成果を出した企業の事例を通じてKPM(小森式予防保全)を成功させる方法をお話させていただきました。
3日間にわたり開催させていただいた「KOMORIセッション」には連日多くの方が受講されており、関心の高さが伺えました。
このたびは、KOMORIブースに多数お立ち寄りいただき誠にありがとうございました。KOMORIはこれからもお客様のご期待にそえますように、印刷システムの販売だけでなく、さまざまなソリューションを提案・提供し続けて参ります。今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
















